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クラリネットが大好きな君へ -初心者からのクラリネット-

1992年版「いい音出そうよ!」(1986~)より

1992年版「いい音出そうよ!」(1986~)より

メールマガジンで見てくれている場合、
文字だけではわかりにくいと思います。
図解があるので、ホームページで確認してみてください。

<息の準備>

*基本形
①息を吐く
②息を吸う
③背中にためる(*重要)
④息の圧力をためる
⑤心の準備
⑥舌を離す
⑦音が出る

*息を出す時の「3つの準備」
①「自然に出てしまう息」をおさえながら音を出す段階
②安定した息になるように、「おなかで」しっかり支えながら音を出す段階
③「自然に出なくなった」ところから、さらにがんばって音を出す段階

*息の吸い方
速い曲や強い音などを吹く時は「速いブレス」をして、
ゆっくりとした曲の時は「ゆっくりとしたブレス」をする。

*「せき」と「くしゃみ」の吸い方の違い
①「せき」はスピードが速いブレス
②「くしゃみ」はスピードが遅いブレス

*分割してブレスをとる方法
①ハーフブレス
②カンニングブレス

*楽器による息の違い
たとえば、オーボエは「息が余る」ので、「息を吐くマーク」がある。
逆にフルートは、息の効率が悪いので、息が多く出てしまう。


<音を出す時>

*「ようかんの音」で。
ようかんのように、中身のつまった「まっすぐな音」のこと。

①音の出だしで、ピッチが揺れないようにする。
②音をのばしている間にピッチが下がらないようにする。
③音が揺れないようにする。
④「音価」が下がらないようにする。

*ノイズ
準備をして、「①音を出そうと思ったポイント」と
「②実際に音(楽音)が出たところ」の間にある
雑音部分のこと。
ノイズの部分をどんどん小さくしていくよう練習する。

*余韻のつけ方(基本形)
①音符の長さ分保ってから「余韻」をつける方法
②音符の長さの中で、「余韻」をつける方法

*「紙をはさむ」
音と音の間を紙をはさむように、タンギング等で区切ること。
「厚い紙」「薄い紙」を自分で選ぶ。(ダンボール、工作用紙、画用紙、パラフィン紙など自分でイメージする)
もし紙がなかったら、
①同じ音程の隣り合った音符は「タイ」に、
②違う音程の隣り合った音符は「スラー」になってしまう。

<タンギング>
*「舌つき」ではなく「舌離し」。
*舌のあたる位置を変えることによって、何種類ものタンギングを使い分けられる。
*タンギングの遅い人は、舌に力が入りすぎである。
*「話すとき」の舌の動きを考えると、かなり速く動いている。
*タンギング = 「トゥー」ではない。
 「トォー」「ドォー」「ドゥー」などマウスピースの形状や楽器の音域などにより違う。
*ブレスタンギング
*ダブルタンギング、トリプルタンギング(クラリネットでも可能)

<ダイナミクス>
*あくまでも相対的なものである。
 「絶対的なf」,「絶対的なp」はないと考えてもいい。
*人により違う。
*大切なことは、「音を出す時は、自分が責任を持てる範囲で出す」ということである。
ここでいう「責任」とは、「出している音のクオリティ」のことであり、一般言われている音質とは少しニュアンスが異なる。
「責任の持てる範囲」とは、「音色」「ピッチ」「ブレス」などを自分がコントロールできる範囲である。
*ff(フォルテシモ)とは、「自分が納得できる美しい音で吹いた時の最も大きな音」である。
*作曲家によってもダイナミクスの設定が異なる。(モーツァルトとチャイコフスキー、マーラーなど)

*ダイナミクスを表現するための「3つの要素」
①音量
*息の量、速さ、圧力を変化させる。結果的には似たような音になる場合があるが、何にポイントを置くかという心構えで違う音がする。フレーズによる使い分けが必要である。
*アンブシュアーをしめる(小)、ゆるめる(大)

②音質
*fの音色、pの音色
*強い音、弱い音、重い音、軽い音、明るい音、暗い音、長い音、短い音などの明確な吹き分け
*息の流れを意識する。管のどこに息を流すのかを考える。上、下、右、左、中央。

③気持ち
*最も大切なことである。どういう風に吹くか、吹きたいか、イメージをもって吹く。


<クレッシェンドとディミヌエンド>
*クレッシェンドとディミヌエンドは1つではない。
①均等にレベルを上げていく。
②前半おさえて、後半急激にレベルを上げる。
③前半急激にレベルを上げて、後半おさえる。

*クレッシェンドとディミヌエンドの開き具合を考える。

*クレッシェンドとディミヌエンドはレベルの設定を計画的にする。
例えば、初めはpで、終わりはfで吹く、と決めると、どの辺でmpやmfになるのかを考える。
譜面で、クレッシェンドを見たとたんにfにしたり、ディミヌエンドを見たとたんにpにする人が多い。
オーケストラに伝わる名言...「クレッシェンドを見たらpと思え、ディミヌエンドを見たらfと思え。」

*まっすぐなレベル変化を心がける
「自分の意思」と無関係に「音量」「音色」「ピッチ」の揺れがないようにする。

*クレッシェンドとディミヌエンドの効果的なやり方
クレッシェンドとディミヌエンドを「音量」だけで表現しようとする人が多いが、それには「限界」がある。
また、「音色」が損なわれたり、イメージに合わない場合がある。
そのような時は、「音の長さ」によってクレッシェンドとディミヌエンドを表現すると効果的である。
「音量」が同じであっても、「音の長さ」を長くすることによって、「音価」(音の価値 = 面積)が増え、聴いている人にはクレッシェンドに聴こえる。

*ディミヌエンドはクレッシェンドより難しい
ディミヌエンドは息をどんどん抜いていくのではなく、「おなか」でしっかりささえて、逆に「抜けていく」のを「こらえる」ようにして、まっすぐ小さくしていく。

*フレーズを受け継ぐ時のクレッシェンド
スコアで自分がどのくらいの役割を持っているかのチェックをすること、特に他のセクションとの関係に注意。


<アクセント>
*アクセントの種類
> - sfz fz fp rfz rf rinf

*アクセント ≠ 音量
*何らかの方法で音を強調すること
*基本的には「ディミヌエンドの時間の短いもの」

*表現方法
①音量を上げる
②長めに吹く
③アタックを遅らせる
④押す

*大切なのは、「急激な音量の減少」に対する「息とアンブシュアのバランス」をとり、その後の安定をはかることである。
第1の準備から第2の準備に変わるのに、100分の何秒かである。

*fzとfpの違い
①fz 少し息のスピード、量、圧力を増やして、押すようにしてから「スーッ」と引いてくる。
まず「ようかんの音」を確認、いきなり「アタック」だけで表現しないこと。

②fp まずfを出して、それを確認してからpにディミヌエンドし、pを持続する。pがディミヌエンドしないように。

<スタッカート>
*スタッカートは「音を短く切る」?
では、どのくらい短く?

*よく言われるのは、「書いてある音符の半分の長さで吹く」
練習が進むにしたがって、「長さ」や「ニュアンス」を調整する。

*スタッカートは「短いテヌート」
それを加工していく。

*スタッカーティシモはさらに強調して吹く。

*作曲家によって、あるいはフレーズによってスタッカートの意味が変わってくる。

 

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