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クラリネットが大好きな君へ -初心者からのクラリネット-

オーケストラを楽しむために -自分を知り、相手を知り、仲間を知れ-

この文章は、私が大学生のときに、富士高校の後輩のために書いて渡したものです。
なにか参考になればと思ってそのまま載せておきます。


<オーケストラを楽しむために>
-自分を知り、相手を知り、仲間を知れ-


みなさんがオーケストラ活動を楽しむために、ぜひお話したいことがあります。
特にオーケストラ活動に「疲れた時」「つらい時」「壁にぶつかった時」に読んでみてください。
私は、オーケストラ活動を楽しむためには、「3つの大きな柱」があると考えています。
「楽器の理解」「音楽の理解」「オーケストラの理解」の3つです。この3つの要素のどれかが欠けると、活動に疲れたり、つらくなったり、壁にぶつかったりします。バランスよく3つの要素を研究することによって初めてオーケストラ活動が楽しくなります。

①「楽器の理解」とは
オーケストラをやるために、楽器は大切な「道具」です。何でもそうだと思いますが、道具がなければ何もできません。
また、道具があってもそれを使いこなすことができなければ、創造的な活動はできません。
ですから、自分の楽器を使いこなすために、まず自分の楽器をよく理解しなければなりません。
具体的にどんな要素があるか並べてみると、息づかい、音色、音域、音量、得意技、不得意技、個々の楽器の音程、構造、歴史、有名な演奏家、楽器の使い方、メーカー、価格、材質、修理方法、部品、周辺用品、メンテナンス方法、指使い、演奏法などがすぐに思いつきます。
これだけではありませんが、とりあえず、このようなことを少しずつ研究することによって、自分の楽器がより身近なものになり、自分の手に馴染むことでしょう。

②「音楽の理解」とは
オーケストラで扱う相手は「音楽」です。何をする時もそうですが、自分を知ったら次に相手を知ることが大切です。
具体的にいくつか挙げてみると、自分が演奏する曲の理解、演奏する作曲家の他の曲の理解、音楽用語の理解、楽譜の理解、作曲家の理解、作曲意図、作曲された時代背景、リズム、ハーモニー、メロディ、音楽理論、自分の楽器の音楽上の位置づけなどがあります。
これらを理解することで、主体性をもって活動に参加できます。発言力も増えます。他の人たちとの共通の話題も増えます。少しずつ研究してみてはいかがでしょうか。

③「オーケストラの理解」とは
最後に、「オーケストラは一人ではできません」。多くの仲間と共有するものです。
自分を知り、相手を知ったら、「良き協力者としての仲間」を理解しましょう。
お互いの楽器の特性・得意不得意を知る、お互いの楽器の音域を知る、お互いの音楽上の言葉を理解する、お互いの楽器の構造を理解する、スコアにより相手の役割を理解し自分と比較する、アンサンブルのつくり方を研究する、オーケストラの規模による特性を理解する、楽曲の組み立て方を理解するなど。
このようなことがわかってくると、活動そのものが楽しくなってきます。一人で悩み苦しむことなく、仲間とその苦しみを分け合うことができます。また、活動によって得られた喜びも共に分かち合えることでしょう。

これらのことは、それぞれ最高水準までもっていく必要はありません。1年生は1年生なりに、上級生は上級生なりに少しずつバランスをとりながら研究していくことが大切です。

岩下敦哉

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